こんにちは、イイトコ部員の堀内です。
10月16日~18日の期間で昨年12月以来の沖縄に行ってきました。
今回は前回より計画的に行く場所を決めてた内の1つ、首里城近辺にある本家 新垣菓子店に行ってきました。
本家 新垣菓子店とは
本家 新垣菓子店は、ちんすこうを初めて作ったと言われる新垣親雲上淑規(あらかきぺーちんしゅくき)の直系と言われるお店。首里城でお菓子がいただける新垣カミ菓子店、国際新垣ちんすこう本舗はそののれん分けのお店らしいです。
新垣ちんすこう本舗は機械化による大量生産を果たし、今や国際通りを中心として空港やアンテナショップで扱われるほどメジャーな存在となっていますね。新垣カミ菓子店も手作りでの製造を行いつつも、首里城内でお茶菓子としていただけたり、お土産屋での販売やネット販売も積極的にされているので観光で見かける機会があると思います。
しかし、本家 新垣菓子店はネット販売をやっていないどころかホームページすらなく、口コミ以外で知られることがないという不思議なお店です。お土産屋でも見かけることはほぼありません。
実際に行ってみた
沖縄訪問の際に1回寄ってみたいと思っていましたが、今回機会に恵まれました。そしてさっそく行こうとしていたその日、何やら予約せずに買えなかったというネットの口コミを見まして、慌てて連絡しました。
買えなかったらどうしよう…。
電話がつながったので、お店の方に確認してみると在庫はあるとのこと。良かった~!とりあえず20個入りを取り置きしてもらいました。
早速お店の方にやってきました。場所としては首里城から北側に坂を下って行った所にあります。周りは住宅が多く、あまり観光客が来るような場所じゃなさそうですね。
中に入るとお店のご主人がご対応してくださり、取り置きしてもらったちんすこうを購入しました。またその際、店主に少しお話を伺うことができました。
ネットの口コミなどで1ヶ月前から予約しないと買えないなどと言った情報があったので、そのことについて尋ねてみると、県外から旅行などで沖縄に来る人が旅行前に予約しておくなどで注文がいっぱいになり、当日販売分がなくなってしまうといったことはよくあるそうです。
ただ今年については、新型コロナの影響で県外からの旅行者が減ってしまったこともあって以前ほどの状況ではなくなっているそうでした。自分が当日の朝に連絡して買うことができたのも、それが理由なんですね。
それでも薫餅(くんぺん)や花ボールなどの御菓子は開店間もない時間にも関わらず、注文分で終了してしまっているということで買うことができませんでした。
今回は取り置いてもらったちんすこう(20個入り)の他、鶏卵糕(ちいるんこう)を1つ買うことにしました。
開けてみよう
沖縄出張から帰ってきて、さっそくちんすこうを開けてみました。
包装紙を開けると蓋には金の箔押しが、かなり立派です。そして蓋を開けると何やら黄色い紙が入っていました。
ここには新垣家の略史が記載されていました。初代の新垣親雲上淑規(あらかきぺーちんしゅくき)から当主に至るまでが記載されています。作っている御菓子に対してのプライドを感じますね。
1つ手に取ってみると、ちんすこうでは当たり前のサイドのギザギザが・・・ない!?
色んなお土産屋で買えるちんすこうよりも少し細長い気もします。これは老舗のこだわりなんでしょうか。
さっそく1本食べてみると、さっくりしてて素朴な味わい。
お土産やで売れている雪塩ちんすこうなんかもおいしいですが、これはまた違うおいしさです。
割ってみると中は空洞になってますね。これからサクッと食べられる秘密なんでしょうか。
ちんすこうは他のお店でも穴があるやつとないやつがあったりするのでこの辺りの理由も気になりますね。
鶏卵糕(ちいるんこう)もいただく
ちいるんこうは日持ちがしないとのことで、帰路で食べる予定でしたが色々あってお腹がいっぱいだったので東京に帰った日の翌日にいただきました。沖縄ではお祝いの時になどの食べられるそうですね。
当日の動画
当日の様子も撮影させていただいています。ぜひご覧ください。
手土産にもおすすめ!
ちんすこうは素材がシンプルな分、1個当たりの単価が他のお土産と比べると安い印象ってどうしてもあると思うんです。でもこちらのちんすこうは包装や箱も立派だし、手持ちでご挨拶用に持って行っても恥ずかしくない!
こちら本家 新垣菓子店さんの御菓子はその歴史と伝統に誇りを持って作られているので、そういった背景も合わせて楽しみたいなと思いました。
今度行く機会があれば今度はしっかり予約して行こう。
店舗概要
- 店名:本家新垣菓子店
- 営業時間:10:00~19:00(月~金)、10:00~17:00(日)
- 定休日:土曜日
- 電話:098-884-3413
おまけ
ちなみに本家 新垣菓子店の隣には新垣カミ菓子店の工場がありました。元々は1つのお店から始まっているのでその縁なんでしょうか。ただ、経営なども全く別だそうなのでそれ以上の関係はなさそうです。
この日は閉まっていたので近所の方に聞いたところ、この日は日曜日で定休日だとのこと。残念!