沖縄本島北部にあるパワースポット『大石林山』でスピリチュアル体験してきました

こんにちは。イイトコ沖縄部のリョーです。

亜熱帯の自然と触れ合いながら、沖縄の始原を感じることができる “大石林山”に行ってきました。切り立った奇岩が林立する独自の風景や、美ら海を一望できるパノラマビュー、やんばるならではの亜熱帯植物で織りなす大自然の森など、さまざまな表情を持つ大石林山を紹介します。

施設内にはチケット売り場の他に、沖縄石の文化博物館や「ふれあい食堂なんと屋」というお食事処があります。お腹が空いていたので、到着後すぐに昼食にしました(「ふれあい食堂なんと屋」さんの記事は随時更新いたします。お楽しみに!)。

大石林山とは

2憶5千万年前の古生代に海の中で形成された石灰岩が、地殻変動によって地表に現れ、さらに数百年という長い歳月の間、雨や風などで浸食をされてできたのが大石林山です。このような地形をカルスト地形といい、大石林山は世界最北端に位置する熱帯カルスト地形として有名です。

コースの種類

コースは全部で3つ。

  • やんばる森林コース(1,000m/約30分)
    亜熱帯の樹々が密生する森のコース
    →【見どころ】巨大な御願ガジュマル・6万本のソテツ群落 など
  • 奇岩・美ら海パノラマコース(1,200m/約60分)
    切り立った岩が林立する熱帯カルスト地形を体感するコース
    →【見どころ】悟空岩・石林の壁・生まれ変わりの石・美ら海展望台ステージ など
  • バリアフリーエリア(600m/30分)
    →ご年配の方や車イスの方にも安心して自然体験できるコース

私たちの行ったコース

まずはマイクロバスに乗り、チケット売り場からスタート地点へ! そこから各自好きなコースに進むという流れでした。

体力に自信があり欲張りな私たちは全部のコースを回ろうかと思いましたが、次のスケジュールもあり、回りきれないと思ったので「ショートカット」を使うことにしました。はじめは奇岩・美ら海パノラマコースへ進み、ショートカットを使って④悟空岩からスタートにしました。

※記載の番号は公式パンフレット記載のルート番号です

④悟空岩

まずその大きさに圧倒されました。大きな山は何度も見たことがありますが、岩でできた山は初めて見ました。まるで作り物のような景観美、しかし実際は何百年もの間、雨風に打たれて出来た自然の形と知ると歴史を感じます。

⑤石林の壁

山から登る太陽の光が岩壁にあたりパワーが集まると言われているパワースポットです。石には波動があり、特にパワーストーンにはその波動により精神を安定させ、気(パワー)を受けることで邪気を払い、運気を良くすると言われています。 石の前のお賽銭箱にお金を入れて、ベタベタベタ(笑)チーコさんは石の中に何かパワーを感じたようです…(笑)私も触ってみましたが太陽が当たっているのと、他の観光客の方が触った後だったからか、あったかく感じました。

⑥守り猫

最初見つけられませんでした。どこだ?と探していると、遠くの岩の頂上にそれらしき影を発見。肉眼でとらえることが難しいのでスマートフォンのカメラでズームながら見てみると…いました!猫!わかりづらい!(笑)岩の上で全体を見渡しているその姿が山を守っているかのように見えるとのことで「守り猫」と呼ばれているようです。

⑦骨盤岩

女性に嬉しいご利益があるといわれており、女性のみなさん骨盤のあたりに腰かけて写真撮影などしていました。私たちは込み合っていたのでスルーしちゃいました。女性なのに。

⑧生まれ変わり石

大きな岩の間を3回通ることで生まれ変われると言われているスポットです。1回目で悪い過去(失恋・失敗・病気)を捨て、2回目でリセット、3回目で新しく生まれ変われると言われています。※ちなみに先ほどの⑦骨盤岩とセットにお祈りすると「子宝」の石になるようです。

チーコさん3周チャレンジ!他の観光客と混ざってぐるぐる。この日を境に新しく生まれ変わったチーコさんでした(笑)

⑨美ら海展望台ステージ

ついに来ました!美ら海のパノラマビュー!この日は快晴だったので本当に景色が良かったです。ここに来るまでずっと上り坂でしたが、いろんな岩を見たり、触ったり、自然を体感しながら楽しく登ってこられました。

スタート地点の小屋

スタート地点の小屋に戻り、帰りのマイクロバスに乗り込んだ私たちは、森林コースの③御願(うがん)ガジュマルも気になっていたので途中下車しました。マイクロバスに乗っていたほとんどの人が③御願ガジュマルのところで降りていました。(ここで再度乗車することはできないようなので、降車後は最初の出発地点まで歩いて戻る必要があります。しかしそんなに距離はないので、余程クタクタでなければ歩ける距離です。)

③御願ガジュマル

日本最大級の巨大ガジュマルはダイナミックで圧倒されました。このガジュマルにはキジムナーと呼ばれる精霊が宿っているといわれ、目撃情報も多いようです。私たちは出会えませんでした(涙)ここでは音楽ライブなどのイベントがあるようで、ガジュマルを中心にベンチが配置されていました。

チケット売り場

③御願ガジュマルから徒歩5分ぐらいで最初の出発地点(チケット売り場)へと戻ってこられます。こちらが実際に私たちが巡ったコースです。ショートカットを使用しましたが、見たいと思っていたものは全て見ることができたので大満足です!時間も体力も節約できるので、ショートカットを使うのはオススメです。

おまけ

道中には様々な岩があり、それぞれタイトルや見方の看板があるのでわかりやすかったです。最初はわからなくてもまじまじと見ているうちに形が見えてきたり、見えてこなかったり(笑)いくつか紹介します。

ここにしか生息・生育しない動植物

大石林山は国立公園としてされた「やんばる国立公園」の特別保護区内にあり、国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がるやんばるには、ここにしか生息・生育しない動植物が多く存在します。私たちが訪れた3月はちょうど「イルカンダ」の開花時期だったため(3月~4月)、見ることが出来ました。イルカンダの由来は、イル=色、カンダ=カズラ(ツル)の意味で、沖縄の方言が和名になった植物です。山奥に咲く花で、なかなか見ることが出来ないため、貴重な体験をすることが出来ました。見た目は葡萄のようですが、ツル=植物なので特に香りはありませんでした(笑)その他にも運が良ければ「ホントウアカヒゲ(国指定天然記念物)」なども見ることが出来るようです。

服装・道なり

皆さん気にされているのは服装だと思います。登山ならちゃんとした格好をしないと危ないかな?など、私たちも行く前に色々調べました。そして実際に登ってみた結果、「服装は足元がスニーカーであれば大丈夫」という感じでした。道も整備されていて歩きやすかったです。実際の道なりはこんな感じです。※ワンちゃんと一緒に来られている方もいらっしゃいました。

まとめ

沖縄の大自然そして歴史を満喫することができました。辺戸岬に始まり、ヤンバルクイナ展望台そして大石林山と、やんばるエリアを回りました。全て車で5分圏内の位置にあるので、観光される方はぜひ立ち寄ってみてください。

YouTubeでも大石林山を紹介しています。ぜひご覧ください!

施設情報

  • 大石林山
  • 〒905-1422 沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
  • TEL:0980-41-8117
  • 時間:9:30〜16:30(17:30閉園)
  • 年中無休
  • 入山料金
    • 大人(15歳以上)/1,200円
    • 小人(4歳〜14歳)/550円
    • シニア(65歳以上)/900円
    • 障がい者割引/大人750円・小人420円
      ※障害者手帳をお持ちの方1名につき、付き添いの方1名適用
  • 公式サイト

※2020年4月現在